『 弁財天 』 の 由来( ゆらい ) 、 その 三
( 4 ) 次の 夜の < 夢告 > おつげ
「 一人の 童子( どうじ ・ わらべ )が 現われました 。
伏見 の 稲荷山( いなりやま )に住む 、蜜跡( みっしゃく )
童子です 。 ( 天女さまに つかえる 童子の 一人 )
< 私は 古くから 弁財天さまに あ仕えしています。
昨夜、松尾山 ( 嵐山の 南となり、 古い大社がございます )に
住む 光明( こうみょう )童子が来て申しました 。
≪ その昔 、松尾山の近くに 、角倉了以という者がいて
世の中に 大いに善い 仕事をして亡くなった 。
彼の 魂( たましい )は 、
我が 松尾山( 嵐山 )の奥 、大悲閣に
とどまっている 。
しかし、今 大悲閣は 荒廃し、まさに
廃寺になろうと している 。
私、 光明童子と 角倉了以とは 深い縁があるから
助けたいが、 福縁( ふくえん )が 尽きていて 、
住職が いかに 念じ精進しても いかんとも し難い 。
よって、
伏見の 弁財天さまを 大悲閣に お迎えして 、
了以翁の 旧跡を 守護しようと 思う 。 ≫
この事は、 世の中の 幸福につながるので
私 、蜜跡( みつしゃく ) 童子も 同意 したのだ 。
だから、 当主よ 、 『 弁財天 尊像 』を
嵐山 大悲閣へ 送り とどけなさい > と 。 」
つづき ます
合掌 九拝 万拝
山僧 残月
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雨の 渡月 小橋 の 付近にて
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失礼いたします
末筆ながら よき一日で ございますように
・ 玄奘 ( げんじょう )法師 さま 、 1350回忌 記念企画展
龍谷ミユ―ジアム ( 西本願寺 前 )
27日 ( 日 )まで
・ 般若心経 の ご翻訳の 大大恩人 、法師さまでございます 。
ありがたや ありがたや ありがたや
厚顔 無恥
愚僧 萬拝
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