恩人は、ある日、
ふらっりと、寺に
来て下さった。
(15年前か?)
客殿で、珍しく
小学生の女の子
2、3人とお話して
いる時でした。
真黒に日に焼け
た、大男で、
「 この寺で
はたらきたいの
ですが、
どうでしょう 」
と、
おっしゃいました。
すぐに、判断
できないので、
「 一週間後に
また来て下さい。
今、バタバタして
いますから。 」
と
話しました。
時々にたような事
はあるので、
「 どうだろうか、
来てくれるだどうか?
旅の者と、
いってたけど
どうだろうか??」
と、
思っていました。
、、、、、、、、、、、
すると
どうでしょう。
また、来てくれ
ました。
10年以上
世間を捨て
社会から離れ
一人で
旅をしている
とのことでした。
普通に見たら
こわい感じの
荒くれ者てな
雰囲気なのですが、
人間は悪くないと
存じました。
「 手伝って
くださったら、
ありがたいし、
うれしい。
御礼は
できない。
そう収入はないの
です。
しかし、
ご飯は
わたしが作ります。
寝る所は
あります。
小さな小屋
ですが、あそこで
よければ、
いいですよ 」
それから、
7、8年でしょうか
2人で、大仕事を
いたしました。
30年以上
手をいれてない
山寺の境内を
整備するという、
命がけの
大変な仕事でした。
拙僧が
この寺に来た目的を
はたした、
と思えるぐらいでした。
なんせ、
客殿からの
眺望が、
よみがえったの
ですから。
『 絶景 』
< great view >
の再現は、
この人物
のおかげでご
ざいます。
嵐山 大悲閣
千光寺の
大恩人でございます。
つづき ます
駄弁ながら
御恩を
感じながら
残月 合掌
< 渓谷で
小さな滝を
眺めて
いました。
一応、
自分で
自分の手足で
できることは
おわったな
さあて、
次だな、と
思った
何日後
だったでしょうか?
この出会い。
小生、
神仏に
観音さまに、
「 道心さま 」に
心の奥の奥から
感謝を
捧げたく
存じます。
有難き事で
ございました。
「 道心さん
ありがとう
ございました。
つらい事も
山のように
ございましたね。
でも、2人で
やりとげました。
ありがとうござい
ました。
御恩は
けっして
忘れません 。
・・・・・・・・
・・・・・・・
>
失礼いたします。
末筆ながら
よき一日で
ございますように。
愚僧 萬拝
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