3月5日(水) 100年前 2

石川 啄木
( たくぼく )
( キツツキ )
( 鳥の名 )

歌集より、その2

『 何すれば
 此処(ここ)に
 我(われ)ありや
 時にかく打驚きて
 部(へや)を眺むる

  わが抱く
 思想はすべて
 金(かね)なきに
 因(いん)するごとし
 秋の風吹く

  何事も
 思ふことなく
 いそがしく
 暮らせし一日
 ( ひとひ )を
 忘れじと思ふ

 何事も
金金とわらひ
すこし経て
またも俄かに
不平つのり来

 
 師も友も
知らで責めにき
謎に似る
わが学業の
おこたりの因(もと)

 不来方(こずかた)の
お城の草に
寝ころびて
空に吸はれし
十五の心

 そのかみの
学校一の
なまけ者
今は真面目に
はたらきて居り

 わがこころ
けふもひそかに
泣かむとす
友みな己が
道をあゆめり

 先んじて
恋のあまさと
かなしさを
知りし我なり
先んじて老ゆ
          』

  つづき ます

百年前の
命と心です。
  敬と愛をこめて。
     残月 合掌

< 啄木といえば
教科書に、よくある
歌を 思い出します。
 いかがでしょうか?

『 ふるさとの
訛(なまり)なつかし
停車場の
人ごみの中に
そを聴きにゆく 』

 ふるさとや
 はるかとおくの
 しまじまよ
 むねにだきたる
 あおきうなばら   >

失礼いたします。
  

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