1-15 冬の風光    18

   京都の町は雨です。  雪が降り積もった町の方もいらっしゃる事と存じます。  春は、まだ遠い先のですね。  禅寺の修行僧は、冬季最後の坐禅中心の< 行 >に、今日から7日間入ります。 昼間は寒すぎるので、薪割りなど肉体労働をし、夜に坐禅をします。  寒い道場の中で、疲れた体の眠たさと闘いながら、2月からの休暇をまさに<夢>に見ながら(笑)、過すことでしょう。   一般から見ると、極端な生活です。  しかしながら、<さむい><ねむい><いたい><空腹><あつい>・・・・・・という人間の基本・原点的体験を、逃げることなく、じゅつくり味あう事に、意味があったような気がいたします。

  その昔、( 手がある  足がある )と、喜び踊りまわった雲水がいたそうです。
私たちが、忘れてはならない、感覚・自覚・意識ですが、つい当然だと忘れがちです。 何ひとつ、あたりまえ、当然という事はないと、日々、< よろこび  かんしゃ >して過ごしたいものでございます。

      ・ 報恩 (ほうおん)    恩に、むくいる。
      ・ 知恩 (ちおん)     恩を、しる。
      ・ 感恩 (かんおん)    恩を、かんじる。

       閑坐して、閑臥して、いままでに、いただいた、< 御恩 >を 感じたいです

           駄弁です              残月            合掌

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