昨日は、日曜日であり、たくさんの方々が、参詣してくださいました。 渡月橋から1000m歩き・200m階段を、登らなくてはなりません。 たいへんな事です。 でも、この辺鄙(へんぴ)さを<苦>になさられずに、入山いただけ有難く(ありがたい・有る事が、当然ではない)存じます。
紅葉の美しさも、もう終わりに近ずいてまいりました。 しかしながら、いまから赤く染まり始める木々もあり、自然界の単純でない重層的な美しさを、醸し出しているような気がいたします。
世界中の人々が、いらっしゃつて下さいます。
よくぞ、この場所を選ばれたと、感嘆せざるおえません。 <この場所>を選んだ<精神・考え・見方>を
お持ちだった方に、驚き・讃嘆せざるおえません。 また、世俗(利害損得が中心になりがち)に、あまりまきこまれないよう、超俗的な<寺院>とした事も、<この場所>を守ってきた要因になっいるような気がいたします。
人は、個人は、消滅します。 わたしも、どなたさまも、みんな。 100年後は、トランプの総がえです。 おそらく、おそらく、今の私たちはだれもいない。 そして<この場所>だけが、確実に残っている事でしょう。 だからこそ、ひきつがれるべき・尊き・貴重な・人間の根源的<精神>が、維持されていけるかもしれない。 大自然を、ひしひしと、味あえる。 静かな時間。 静寂そして、みなさまと共に・円寂境をも・・・・・・・・・・・・・・・・。
400年前に、<この場所>を選び、寺院になした人物こそ<角倉 了以>翁なのでがざいます。
ことば不足の駄弁です、おゆるしを 残月 合掌
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