12-8 成道会(じょうどう え)

  今日の朝は、風がありません。  雨・強風だととても辛い事です。 全国の、全世界の、<雲水>さん方の、微笑みが、目に浮かんできます。    一週間の苦修の終わりです。  (万歳・バンザイ・ばんざい)の御気持ちのことでしょう。  境内のたき火を囲み、感無量・言葉はない・ただ、目の前の火にあたり、火を見つめている事でしょう。     < 各寺院、成道会(おさとりを、祝福する法要)を厳修する。 > 
   
  ( 自分を捨てる)練習とも申せましょう。  自分の(思い・感情・決め込み・思いこみ・快不快・・・・・)から、離れる訓練ともいえます。   なぜ、苦しい事なのでしょう。  心理的にも、肉体的にも。
(自分を捨てて、自分を活かす)という、人間の根源的・普遍的な<よろこび>の獲得に、すぎないという事なのに・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・。  
    私たちの持っている・<我><自分>のおそるべき強さよ。    ある意味では、尊ぶべき・偉大なる<我><自分>であると、いう事の証明なのかもしれない。   人が、お互いに、人と人として、尊敬しあい・助け合い・支えあう(美しい事柄)は、   お互いに<我>を消しあっているからかも、しれません。

        尊ぶべき・偉大なる<我><自分>を、捨てて・離れると、
     さらに、より尊ぶべき・偉大なる  <無我><大我>に出会え、<歓喜>にいたると、
    気づきかれた12月8日でございます。 2500年以上前、遠くインド地にて。
        シャカ族のゴータマ・シッダルタという青年。
        苦しむ悩む人間に、真の<やすらぎ><すくい><よろこび>を示し
        人類の星の一つとなる。
おしゃかさま  駄弁です   おゆるしくださいませ                   残月      合掌

12-7 紅葉たより(18)

   もう紅葉たよりも18回目になりました。 だいぶ落葉し、人の流れも減ってきています。嵯峨・嵐山全体が、そのようです。  < 美しさを求める、秋の行事の終了です >。

   されど、京都では、また・また行事です。   人を動かし・物を動かし・町を動かし・社会を動かすことが、活性化・維持ー発展なのでしょうが・・・・・・・・・・・(生み出し そして  消費していく ) その過程で、社会制度をきずいていく・・・・・・・・・・・・・・そうなのでしょう。    そして、私たちは、よりよい社会を築いていかなくてはならないでのしょう。    
   でも夜の行事です。 本当は、夜しか、外出できない方々のためなのでしょう。   なんだか、私には、(夜あそび、しましょう)と大声でいっているような気がします。  こども・若者が、夜は(ゆっくり)して疲れをいやすべき方々までが、<社会の動き>に誘惑(ゆうわく)されそうで、心配です。(笑)

   <動き>、さまざまな<動き>があります。 
< いのち・こころ・からだ>は、あらゆる<もの・こと・ひと>に、つながっています。
つまり、あらゆる<動き>に、つながっています。    でも、<命・心・体>は、だれも守ってくれません。   何に(つながり)・(つながらない)か、本当の意味の<戒律(かいりつ)>の発生です。

   明治時代の先人はおっしゃつた   <則天 去私 (そくてん きょし)>
                           わたしをすてて、天にしたがう 

        駄弁です                      残月      合掌  

12-6 観音堂(本堂) 解体・ 昭和53年<1978>12月6日

   34年前の今日、  残念ながら、(嵐山 大悲閣)が、解体・消滅いたしております。
400年前、嵯峨・嵐山の地域に貢献し、京都の町の中に高瀬川をつくり、となり町・亀岡からの保津川を舟が通行できるように整備し、山の国(山梨)と海の国(静岡)をむすび、東南アジアと交易(文物の取引・交換)などをなして、日本国を活性化していた、偉大なる<すみのくら りょうい> (角倉 了以)翁により創建された尊き観音堂(だいひかく・大悲閣・山の上の観音堂の意です)が、やむをえず 解体・消滅されています。             

    残念でなりません。とても残念でたまりません。
了以翁 400回忌には、再建はまにあいませんでした。
これから10年で、京都・嵐山の観音堂を再現して、 了以翁の精神・業績を守り伝え、観音菩薩の御こころを荘厳し、後世(こうせい・後の世)のわたしたち・後輩の日本人が、偉大な先人のように、社会を活性化・命の躍動・心の光のかがやきを、  この世・浮世・娑婆(しゃば)・世間・社会・日本・東洋・世界に  満ち溢れさせたく存じます。
       
           命の躍動    心の光輝      あらゆる文物・事象をまもり・いかす。
           千手(せんじゅ)観音菩薩に因み、
           千人の方々と、手をつないでいきたいと、愚考しています・・・・・・・・
           400年前に つながり、  400年後に  存在する<命><心>として。

    公約みたいな(笑)  駄弁です           残月       合掌

12-5 紅葉たより(17)

    寒風でございます。 北風小僧の寒太郎がやってまいりました。 ブルブル・ぶるぶる でございます。
紅葉は、まだ残っています。  落ち葉も増え、しかも雨も多く、滑らない用心が必要となってまいりました。
  自然は、わたしたちの心しだいで、どのようにでも受けとれ・解釈でき・感じられます。  <寒風>にあたり、<身を縮める(おおさむ、いや)>・<胸をはる(くそ、負けはせぬ)>とか 、 < ストーブに走り寄る(もうだめだ)>・・・・・・・いろいろ・さまざま・・・・・・。
   昨日、客殿にガラス戸を入れました。   大改修され、今後100年間維持できるように、梁(はり)・柱(はしら)など、頑丈にしていただきました、誠にありがとうございました。(誠棟梁、ありがとうございます)
おかげさまにて、<寒風>そして<強風>にも、へいちゃらでございます。   ガラス戸は、この寺院で僧侶になる決断をなさり、修行をすませられ、近くで住職なされている尼僧さまによる、御寄進です。 ここの<寒さ>をよくよく御存じでございます(笑い)。  (慈心尼、ありがとうございます)。
   旧客殿で、冬のひと時をお過ごしになられました方、機会をお作りいただき、是非、御登山下さいませ。
この冬は、  特製(あまざけ)<有料>(笑)を計画しております。  この秋、いつもと変わらぬ(抹茶と菓子)を使用していたのによく注文がありました。 下の受付での御注文だと100円引きと、したのがよかったのか? (抹茶)の銘・(菓子)のお店の名を記入した事が、効を奏したのか?  忙しいものでした。

     幸福とは何なのだどうーーーーーおだやかに、ひと・こと・ものが、交流し支え合うこと
             このためには、 空(くう)の心が、両忘(りょうぼう)の実践が、なにより大切です

   駄弁でした                         残月        合掌

12-4 雲水<2>        訂正・ 昨日は、(12?3)です

   1週間の、第4日です。  一番つらい頃だと存じます。  この日を境に、楽に、ちよっとなっていく事でしょうが・・。  今年は、とても寒く、雲水さんたちの手が、霜やけで、ぱんぱんに、はれていないか?心配です。    しかしながら、 完全な男性のみの世界であり、かつ、いちいち言葉を使はない(ならし物)の生活で、規則に従い進んで行くだけの、とてもさっぱりしたものです。 
       
             < 雲の如く・水の如く>  さわやかに、流れて行く
         
          行雲流水(こううん  りゅうすい)     いい言葉・いい世界   
          その言葉の実行は、死ぬほど、つらい   その世界の実現は、とても難しい

        
          坐る・食べる・トイレ・・・・少しの睡眠のみ
          一日また一日また一日また一日また一日また一日また一日
         想像してみてください、この日々の(雲の心)を・(水の心)を。  

         人が・名をもつ命が・我をもつ私が    とても苦痛を感じる  でも逃げれない
       ( 自分を捨てる) ・・・・・・・(自分を捨てて、自分を活かす道はないのか?)・・・・
        もえるような向上心・この世に尽くしたい慈悲心・・・・・・・・ 
         (自分を捨てる)心のみでは、のりこえるのは、むずかしい
     ・坐忘ー数息ー向上心ー忍耐と希望     私たちも、実行あるのみ
    
     駄弁なり                 残月        合掌  

12-13 紅葉たより(16)

   昨日は、日曜日であり、たくさんの方々が、参詣してくださいました。  渡月橋から1000m歩き・200m階段を、登らなくてはなりません。  たいへんな事です。  でも、この辺鄙(へんぴ)さを<苦>になさられずに、入山いただけ有難く(ありがたい・有る事が、当然ではない)存じます。
   紅葉の美しさも、もう終わりに近ずいてまいりました。  しかしながら、いまから赤く染まり始める木々もあり、自然界の単純でない重層的な美しさを、醸し出しているような気がいたします。 

   世界中の人々が、いらっしゃつて下さいます。
よくぞ、この場所を選ばれたと、感嘆せざるおえません。  <この場所>を選んだ<精神・考え・見方>を
お持ちだった方に、驚き・讃嘆せざるおえません。   また、世俗(利害損得が中心になりがち)に、あまりまきこまれないよう、超俗的な<寺院>とした事も、<この場所>を守ってきた要因になっいるような気がいたします。
   人は、個人は、消滅します。  わたしも、どなたさまも、みんな。  100年後は、トランプの総がえです。     おそらく、おそらく、今の私たちはだれもいない。  そして<この場所>だけが、確実に残っている事でしょう。 だからこそ、ひきつがれるべき・尊き・貴重な・人間の根源的<精神>が、維持されていけるかもしれない。    大自然を、ひしひしと、味あえる。  静かな時間。  静寂そして、みなさまと共に・円寂境をも・・・・・・・・・・・・・・・・。

   400年前に、<この場所>を選び、寺院になした人物こそ<角倉 了以>翁なのでがざいます。

       ことば不足の駄弁です、おゆるしを               残月      合掌

12-2 行事(法話の会  第2回)

  毎月第一日曜日(前回11?4   次回 2?3   1月休み)

  大悲閣  般若道場(笑)     般若(はんにゃ)心経三巻  読誦(どくじゅ)
                     < 懺悔文   はんせい・悪業にたいする(行い・言葉・思い  >
                      < 開経偈  あいがたき であうこと困難な、み仏に かんしゃ  >
                          <四弘誓願  4つの、誓い(ちかい)・願い(ねがい)
                            ?   ひと・いのち・もの は、限りない でも、役に立ちたい
                            ?   自分の悪い点 は、限りない  でも、無し消したい
                            ?   み教え は、限りない   でも、学び身に付けたい
                            ?   やすらぎ・すくい は  限りない でも、進めたい
             無限(限りない)に対する、 大いなる、力強い、尊き、  挑戦である
        人間の心の、森羅万象(しんらばんしょう)(宇宙に存在する全て)対する、役割・務めである
     根本的・普遍的・されど基本的  使命がある    どのような立場・状況であろうと。
   その時、あらゆる神・あらゆる仏・あらゆる人々・あらゆる物・・・・・が、見守り・助ける
  たとえ、失敗し傷つき挫折しても、  たとえ、かりに、人を苦しめ傷つけ困らせ迷惑をかけたとしても
<おおいなる・いだいなる・はかりしれない・そうぞうもできない  なにか >が、見守り・助ける、必ず。

 ・ 閑坐(かんざ)  ゆっくり  すわる  しばし  全てを すてて

      駄弁なり                                残月     合掌

      

12-1 雲水(うんすい)  <1>

   好き・嫌い、利益・損害、快適・不快、甘い・辛い、眠い・眠れない、空腹・満腹、愛情・憎悪、暑い・寒い、大人・子供、美しい・醜い、前・後、老人・若者、男・女、走る・歩く、立つ・坐る、強い・弱い、楽しい・辛い、天国・地獄、高い・低い、平和・戦争、多い・少ない、春・秋、夏・冬、生きる・死ぬ、健康・病気、夜・昼、日本・外国、故郷・異郷、尊敬・軽蔑、日本語・外国語、鬱(うつ)・躁(そう)、手・足、食事・排泄、、、、、、、、、、、
   全てあらゆる物・事・状態・存在・現象・・・・・・・・・・・・・・・・には、反対・対立・別の見方・異なる意見があります。  幼い子でも、ましては小学生になれば、よく分かっています。  異国の方々も、人間として同じように、感じ考えてらっしゃる気がいたします。
   私たちは皆、このような世界に生きていて、対立する事などに、振り回されていて、楽しい事も多いですが、辛く苦しい事も多く、生きているのが嫌になったりします。 生きつずける事が (めんどう)に、(やっかい)に感じたりします。
   すると、すると、ほんとうに、毎日をおもしろく感じられなくなったりします。 もったいない事です。
生まれてきて、産んでいただいて、育てていただいて、  この<生>を満喫・謳歌・礼賛・祝福できなかったら、ほんとうに、  < もったいない事>です。 
   皆さま方、このたいへんな人生を、やけにならず・あきらめず・<自分を、家族友人を、人を、世の中を、軽んぜず>、満喫・謳歌・礼賛・祝福し、(ありがたい)(ゆかい)(もったいない)と感じることが、できるように、努力・精進していきたいものでございます。 尊き向上心なり。  (両忘・坐忘・数息・無生など… ) 
      < すべてを愛し・すべてに愛される、  そばにいる人・とうくにいる人とともに >

 12?1 全国の禅の修行者(雲水)が7日間の涙の苦修に入った。 成就を祈願いたします。
           駄弁なり 祈りをこめて               嵐山  残月        合掌

11-30 紅葉たより(15)

   イチョウの美しい黄色の葉も、ほとんど風に飛ばされてしまいました。下の方は、一面黄色の世界になっています。 そのまま、なにもしていません。 表参道の紅葉の道もです。  人に踏まれて黒くなってきている葉もまじり、すこしずつ茶色になってきています、、、、そして大地にもどって行くのでしょう。
   (山寺は、落ち葉の掃除が簡単でいいな、谷に落としたり、斜面に集めるだけで、いいから)と、街の寺の知人はいつも、ため息をつきながら言っています。  思いのほか量は多いものでございます。
  < 紅葉たより >も15回となりました。  もう明日から12月です。  おそらく10日くらいから年末にかけて、掃除に追われる事でしょう。  仲間が、真剣に・本気で、損得ぬきで、仕事をしてくださるので、とても有難く思っています。  
   本当に有難い事であり、拙僧は心から感謝しています。  当人は、いつもブツブツ言っておりますが(笑)。   彼とは、もう30年くらいの交流なのか? 16歳の高校生時代からです。 途中5年ほどの空白がございますが、いつも助けてもらっています、あらためて考えてみると、不思議なきがします。

  不可思議(ふかしぎ)   なぜ・なにゆえに・こう そう なったのか  思議できない(不可)事
                  ありがたい事・感謝する事・もったいない事・もうしわけ無い事などに対して
                 <不可思議 光如来(ふかしぎ こう にょらい)>様  の< おかげ >さま。
                 <如来(にょらい)  仏さまの世界より来(きた)れるような  不思議な 光 >

     駄弁ながら感謝をこめて                      残月       合掌

11-29 知恩(ちおん)  <1>

   さびしくなったり・孤独だなと感じたり・ひとりぼっちと思ったりすることが、あります。
そのような時、ゆっくりと考えたらいいと思います。  ゆっくりと、するには、まずは、静かにする事です。
私たちの、心はたえず猿のように動き回り、意識は対象をもとめ続けます。  気は休まらない。 おそらく血流もはげしい、、、、、、ゆっくりできない、なかなか、ゆっくりできない。 周りから、ああせい・こうせい・それはダメ・これはヨイ・・・・・・・とか、ゆっくりできない。   静かにできない。

   両忘(りょうぼう)   私・私がもとめている物事    この二つを忘れること
                                      はなれる事(責任放棄でなく)
                                      やけっぱち、でなく(自暴自棄でなく)
         でも、むずかしい    どのように  したらよいのであろうか?
         心あそばせる物事は、たくさんある。 特に現代日本社会は、山のように海のようにある。
         離れなければならない。 ( 時・所を考えてから接するればいい。)
         本当の意味の<戒律・かいりつ>が必要である
         なすべき事・今なすべきでない事   の区別(峻別しゅんべつ)
         でも、むずかしい・・・・・・・・・・
   でも、簡単なことがあります。  お天道さまに、ありがとうございます。 お月さまに、ありがとうございま
                      す。  水の神さまに、ありがとうございます。 空気さま、ありがとうござ
                      います。  大地どの、ありがとうございます。  め・みみ・はな・て・あし・
                      ありがとうございます。・・・・・・・・・・・  <知恩のために>